放射線防護工事
胸部撮影、X線CT、X線TV、マンモグラフィなどの医療機器から発生する放射線が、受診者や医療従事者、そして周辺環境に影響を及ぼさないよう、鉛製品等を使用し、部屋の外に放射線を出さないための工事。サンレイズ工業では「責任施工体制」のもと安全で安心できる空間を実現します。
放射線防護建具
出入り口のドアや室内を視認する覗き窓です。枠と扉部の鉛の重なりはもちろんですが、枠の鉛と鉛ボードが確実に重なることが重要です。
鉛ボード工事
鉛ボードの施工にはジョイント部に鉛テープを確実にセットすることが必要です。また、設備開口部も鉛との重なりが確実にできているか確認が必要です。
X線漏えい検査
X線装置設置のために義務付けられている届け出用の放射線漏えい線量測定は、X線装置搬入後に行われるため、最終的な引渡し直前に漏えいが発覚した場合、工期遅延と予期せぬ是正費用が発生し、プロジェクト全体に甚大な影響を及ぼします。
サンレイズ工業では、この「見えない不安」を、科学的な根拠に基づいた「見える安心」に変えるため、工事完了後にX線発生器を現場に持ち込み、X線漏えい測定を実施し「見える安心」をお届けします。
MRIシールド工事
MRI装置を設置する際に、壁や床、天井をケイ素鋼板や銅箔で覆い、装置から発生する強い磁気やや電磁波を室外に漏らさないようにし、同時に室外からの電磁波や磁気ノイズがMRI装置に影響を与えるのを防ぐための工事。
電磁波シールドFIX
MRI室内 (磁気シールド)
電磁波シールドFIX
MRI室内 (磁気シールド)
電磁波シールドドア
MRI室内 (電磁波シールド)
電磁波シールドドア
MRI室内 (電磁波シールド)
電磁波シールドドア(ステンレス)
MRI室は大きな磁場が発生しますのでドア・FIX窓は非磁性体の材料での製作になります。また、電磁波シールドが必要なため、枠と扉が接触し電磁波を遮断する構造になっています。
磁気シールド
MRI装置は非常に強いコイル(マグネット)が内蔵されており、強い磁場が発生しています。その磁場を室外に出さないために磁気シールド工事を行います。磁力線を吸収する性質(高い透磁率)を持つケイ素鋼鈑を使用します。ケイ素鋼鈑の厚みは磁場の強さ等により変わるため、磁気シミュレーションにより決定します。添付資料をご参照ください。
資料はこちら
電磁波シールド
機器の内部で発生した電磁波ノイズを外部に出さない、および外来電磁波による機器への影響を抑制するために行う対策です。主に銅箔を使用して天井・壁・床の電磁波シールド工事を行います。
MRIシールド工事に関連する
施工実績・事例
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ステンレス製シールドドア
天井シールド銅箔施工、二重天井下地組
ステンレス製シールドドア、FIX窓
シールド貫通部 クエンチパイプ(ヘリウム排気管)
電磁波シールド工事
部屋外の不要な電磁波ノイズから影響を受けないようにすること。
また、電子機器などに悪影響を与えないため、電磁波を部屋外に出さないための工事
電磁波シールドドア
脳波室等の電磁波シールドルームの出入口のドアです。
枠と扉が接触し電磁波を遮断する構造になっています。
MRI室と異なり、磁場は発生していませんので、ステンレスでなく銅メッキ鋼鈑・スチール鋼鈑を使用します。
電源フィルター
(ノイズフィルター)
室内に入るコンセントなどの配線については、この電源フィルターを経由して配線を室内に取り込みます。
配線の電磁波ノイズをカットする役割があります。
シールドカバー
天井の照明・非常照明・感知器・スピーカーなどからの電磁波ノイズをカットするために器具の表面に取り付ける電磁波シールドカバー(アルミパンチング)になります。
天井面のシールドラインとつながっています。
電磁波シールド測定
外来ノイズが遮断されているかどうかを測定します。
室外アンテナから電磁波を発生し、室内アンテナでどれだけ電磁波が減衰しているかを測定します。(建築部の現場における電磁シールド性能測定方法 日本建築学会)
防音工事
部屋外の騒音から影響を受けないようにする。
また部屋内で発生する騒音を部屋の外に出さないための工事
防音シールドドア(二重ドア)
聴力検査室などの防音室のドアです。
防音性能を高めるため、室外と室内の二重ドアになっています。
枠と扉は閉めたときに隙間がない構造になっています。
浮き床構造
床からの音や振動を吸収するた浮き床構造にします。
床に防振ゴムを設置して浮き床としています。
防音測定
防音シールドルームの防音性能の測定します。
室外のスピーカーで雑音を発生し、室内でどれだけ性能があるかレベル差を測定します。
(JIS A 1417「建築物の空気音遮断性能の測定方法)